美容師と理容師の違いって知ってる?

「美容師になりたいけど、理容師との違いってなんだろう?」
美容師と理容師、どちらも髪を扱う仕事ですが、実は大きな違いがあるんです。将来、美容業界で活躍したいと考えている人は、この違いを知っておくことが大切です。
この記事では、美容師と理容師の仕事内容の違いや、それぞれの向いている人など詳しく解説していきます。
美容師と理容師なにが違うの?
美容師と理容師は、どちらも国家資格を持つ職業ですが、それぞれ得意とする分野が異なります。理容師と美容師は、どちらも国家資格が必要な職業です。両者は髪を扱う仕事で、共通する作業もあれば、それぞれ異なる役割も持っています。
理容師の業務は、理容師法によって、頭髪のカットや顔そりなどで容姿を整えることとして規定されています。
一方、美容師の業務は美容師法により、パーマやヘアセット、化粧などの技術を通じて容姿を美しくすることと定められています。
両者の大きな違いは、理容師がひげ剃りや顔剃りを行える点で、美容師にはそれが許されていません。また、美容師は着付けも担当できる点が特徴です。
法律の違い
厚生労働省によると、美容師・理容師はそれぞれに関する美容師法と理容師法という法律が定められています。ここでは一部をご紹介します。
美容師法 | 理容師法 | |
業務の定義 | パーマネントウェーブ・結髪・メイクなどで容姿を美しくすること | 頭髪の刈り込み・顔そりなどの方法で容姿を整える |
業務の独占 | 美容師免許を取得した人のみが行える | 理容師免許を取得した人のみが行える |
業務範囲 | 美容師 | 理容師 |
---|---|---|
パーマ | 〇 | 〇 |
カット | 〇 | 〇 |
顔そり | △ (メイク施術に付随した軽い顔そりはメイクの一部として行える) |
〇 |
ヘアセット | 〇 | × |
メイク | 〇 | × |
出典:厚生労働省(理容師・美容師制度の概要等について)令和6年9月9日利用
このように、美容師・理容師は法律で違いが定められていることが分かります。
美容師と理容師の国家試験に違いはあるの?
美容師や理容師になるには、国家試験に合格することが必須です。理容師と美容師の国家試験の科目は大きく分けて、筆記試験と実技試験の2つがあります。この2つの資格の筆記試験の内容はだいたい同じです。
筆記試験の内容
筆記試験では、美容師・理容師として働く上で必要な幅広い知識が問われます。主な科目は以下の通りです。
・関係法規・制度及び運営管理
理容師法をはじめとする関係法規、税金、営業に関する法律など、理容室経営に必要な知識を問われます。
・衛生管理
感染症予防・消毒方法・照明の基準など、衛生管理に関する知識が問われます。お客様の健康を守るため、清潔な環境を保つことが重要です。
・保健
人体の構造や機能、皮膚の構造や病気など、美容に関する基礎知識が問われます。お客様の髪質や頭皮の状態を理解し、適切な施術を行うために必要な知識です。
・化粧品科学
シャンプーや整髪料など、理容で使用される化粧品の成分や働きについて学びます。
・文化論及び理容技術理論
理容の歴史や文化、理容技術の理論的な背景などを学びます。
上記の章でご紹介した通り、試験科目は同じでも、それぞれの内容は違います。それでは、次に実技試験の内容を美容師と理容師に分けてご紹介していきます。
美容師の実技試験の内容
美容師の国家試験は、お客様の髪を美しくデザインするための知識と技術が問われます。
・カット
様々な髪質や顔の形に合わせたカット技術が求められます。
・ワインディングまたはオールウェーブセッティング
パーマの基礎となるワインディング、または古典的なウェーブスタイルであるオールウェーブセッティングの技術が試されます。
・衛生管理
器具の消毒や、お客様への説明など、衛生管理に関する知識と技術が総合的に評価されます。
理容師の実技試験の内容
理容師の実技試験では、カットやシェービングなどの技術が試されます。
・カット
様々な髪質や顔の形に合わせたカット技術が求められます。
・シェービング
安全に、かつお客様に心地よくシェービングを行う技術が求められます。
・衛生管理
器具の消毒や、お客様への説明など、衛生管理に関する知識と技術が総合的に評価されます。
美容師か理容師どっちがいい?
美容師と理容師、どちらの道に進みたいか迷っている人も多いのではないでしょうか。どちらも髪を扱う仕事ですが、仕事内容や求められるスキルは異なります。自分に合った仕事を選ぶためのヒントを紹介します。
美容師に向いている人
美容師は、お客様の髪をデザインし、美しく変身させる仕事です。トレンドに敏感で、創造性を活かしたい人に向いています。
・美容やファッションに興味がある人
・コミュニケーション能力が高い人
・新しいことに挑戦するのが好きな人
・創造性を活かしたい人
・チームワークを大切にできる人
美容師は、お客様の要望を聞きながら、髪型を提案し、施術を行います。そのため、コミュニケーション能力やお客様との信頼関係を築く能力が求められます。また、常に新しいヘアスタイルやトレンドを学び、お客様に提案できるよう、自己成長を続けることも大切です。
理容師に向いている人
理容師は、主に男性の髪をカットし、シェービングを行う仕事です。確実な技術力と丁寧な仕事が求められます。
・確実な技術を身につけたい人
・丁寧な仕事ができる人
・お客様の要望を正確に聞き取れる人
・集中力が高い人
・安定した仕事を求めている人
理容師は、お客様の髪を短くカットしたり、顔剃りを行うなど、高い技術が求められます。そのため、根気強く練習を重ね、確かな技術を身につけることが重要です。また、お客様の髪質や顔の形に合わせて、適切なカットやシェービングを行う必要があります。
美容師と理容師、どちらを選ぶべき?
美容の道に進みたいけれど、「美容師」と「理容師」どちらが自分に合っているのか迷っていませんか?
まずは、以下の項目を自分に問いかけてみましょう。
・どちらの仕事により興味がある?
・どんな人と接したい?
・どんな場所・雰囲気で働きたい?
・身につけたいスキルは何?
これらを考えることで、将来像が少しずつクリアになっていきます。
とはいえ、それでも決めきれない…という人も多いのが現実です。
そんなときにおすすめなのが幅広いデザインと表現の自由がある「美容師の専門学校」への進学です。
実は、美容師の専門学校の中には、理容技術も学べるカリキュラムを取り入れている学校もあり、学びながら自分に合った道を見つけていくことができます。
札幌ベルエポック美容専門学校で学べる、3つの魅力
① 即戦力を目指すカリキュラム
美容業界の最新ニーズを反映したカリキュラムで、基礎から応用までを段階的に学習。自分の進みたい道に直結するスキルを、確実に身につけていきます。
② 現役のプロから学ぶ「トレンドの創り手」としてのスキル
第一線で活躍する美容師から、リアルな技術や今のトレンドを直接学べる授業やゼミが充実。プロとして必要な“感性”と“実力”を養います。
③ 1人ひとりのお客様を笑顔にする成長の場「サロンワーク」
学内の学生サロンなどで、実際のお客様に施術する実践の場や実際の美容室での実習など多数用意。現場での経験を重ねることで、自信を持ってデビューできる力が自然と身につきます。
どちらの道に進むか迷っているなら、まずは一歩を踏み出してみませんか?
学校での学びを通じて、自分らしい未来がきっと見えてきます。
まとめ
美容師の専門学校では、幅広い知識と技術を習得し、美容業界で活躍するために必要なスキルを身につけることができます。
「美容師になりたいけど、理容師の技術も学びたい。どっちにしたらいいか迷ってしまう。」
という方にとっても、美容師専門学校は最適な選択肢です。
ぜひ、美容専門学校で自分に合った将来を見つけてみましょう!
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