美容師になるためには免許が必要?必要な資格をご紹介します

「美容師になるためには免許が必要なの?」
キラキラしている美容の世界で学びたい!と思っていても何から始めればいいかわからない方は疑問だらけですよね。美容師の仕事に興味がある方、美容師になりたいけど何から始めればいいか悩んでいる方、そんな方は必見です!
この記事では、美容師免許の取得方法から、美容師としてのキャリアアップに役立つ資格まで、幅広く解説します。美容師という素晴らしい世界への第一歩を踏み出しましょう。
美容師になるためには免許が必要?
「美容師になりたいけれど、どうしたらいいの?」
「美容師免許がないと美容師にはなれないの?」
そんな風に悩んでいるあなたへ。
美容師になるには、厚生労働大臣が認定する「美容師免許」を取得することが必須です。
美容師免許が必要な理由
美容師は、お客様の髪を扱い、時には薬剤を使用する仕事です。そのため、お客様の安全を守るために国が定めた厳しい基準をクリアし、美容師免許を取得することが求められます。
美容師免許が必要な理由
①お客様の安全を守るため
衛生管理の徹底・薬剤の取り扱い・事故防止のため安全な施術方法の習得が必要です。
②美容業界の信頼を守るため
業界の技術の統一や発展のため、最新の知識や技術を習得します。また、無資格者が施術を行うことを防ぎ、お客様が安心して美容室を利用できるようにしています。
③専門知識と技術の証明のため
美容師免許は、美容に関する専門知識と技術を習得していることを証明するものです。
美容師免許を取得するための条件は?
美容師免許を取得するための条件は、以下の2つです。
・国が認めた「美容師養成施設」を卒業する
・美容師国家試験に合格する
それぞれ詳しく解説していきましょう。
国が認めた「美容師養成施設」を卒業する
まず、厚生労働大臣が指定した美容専門学校などの美容師養成施設に入学し、所定の課程を修了することが求められます。
これらの学校では、カットやパーマ、カラーリングといった実践的な技術はもちろん、髪の構造や衛生管理など、美容師として必要な幅広い知識を学ぶことができます。
美容師国家試験に合格する
美容学校を卒業し、資格取得のための国家試験を受けます。試験は、筆記と実技の2部構成で、年2回実施です。
国家試験に合格することで、晴れて美容師免許を取得!あなたの夢への第一歩を踏み出すことができます。
また、一度どちらかに合格していれば、次回のみ筆記・実技試験のいずれかが免除になるため、あきらめずに挑戦しましょう。
取得した免許は、特別な事情がない限り一生有効です。
合格後は免許申請をし、美容師名簿に登録されると美容師として働けるようになります。
美容師免許の筆記試験・実技試験それぞれの内容と合格基準
筆記試験は、4択のマークシート方式で試験時間は1時間40分。7つの科目から計55問が出題されます。
・関係法規・制度
・衛生管理
・保健
・香粧品化学
・文化論
・理容技術理論(美容技術理論)
・運営管理
実技試験では、モデルウィッグを使用し、カッティングとオールウェーブセッティングの2つの基本課題を実施します。各課題の試験時間は約30分で、技術だけでなく衛生管理の状況も含めて評価されます。
採点は減点方式で行われ、合格基準は以下の通りです。
・カッティングの減点が30点以内
・ワインディングまたはオールウェーブセッティングの減点が30点以内
・衛生管理に関する減点が20点以内
美容師免許以外にはどんな資格がある?
美容師になるには美容師免許が必要なことがわかりましたね!
実は、美容師免許以外にも、持っていると役立つ資格がたくさんあるんです。
ここからは美容師のキャリアアップのためにおすすめの資格を見ていきましょう。
管理美容師・管理理容師
管理美容師は、美容室の「衛生管理のスペシャリスト」のような存在です。「美容師法第12条の3」に基づき、従業している美容師が常時2人以上いる場合、管理美容師の資格を持つ人が必要とされています。
美容師は薬品を扱い、直接お客様に接触する職業であるため、衛生管理が非常に重要です。感染症などのリスクを防ぐため、適切な衛生対策を徹底することが求められます。
訪問福祉理美容師
訪問福祉理美容師とは、美容室に行けない方のお宅や施設を訪問し、髪を切ったり、セットしたりする美容師のことです。例えば、寝たきりの方や車いすの方・介護が必要な方など様々な方が利用します。
高齢化が進む現代では、訪問美容師の需要が増加すると予想されており、今後活躍できる機会がさらに広がるでしょう。
ヘアケアマイスター
ヘアケアマイスターとは、髪の毛のことなら何でも知っている、いわば「髪の毛の医者」のような存在です。お客様の髪の状態を詳しく診断し、その髪に合ったケア方法を提案します。
「日本ヘアケアマイスター協会」が運営する認定制度であり、ヘアケアマイスターの資格を有する美容師がいるサロンは、美容に対する関心が高いお客様への強力なアピールポイントとなります。
着付け職種技能検定
着付け技能検定は、着付けに関する技術と知識を認定する資格です。この資格を取得することで、正確な着付け技術を用いて、お客様に着付けのサービスを提供することができます。
成人式などの特別なイベントにおいて、ヘアセットに加えて着付けも行うことができるため、サービスの幅を広げて集客力を向上させることが可能です。
色彩検定
色彩検定は、美容師がヘアカラーの施術を行う際に非常に有用な資格です。この資格を持つことで、カウンセリング時に色彩の専門知識を活かして、的確な説明やパーソナルカラーに合ったカラーリングの提案が可能になります。
お客様がどの色に決めるか迷っている場合にも、迅速に最適なカラーを提案できるため、実際の業務にすぐに役立つ資格です。
ヘアカラリスト検定
ヘアカラリスト検定は、NPO法人日本ヘアカラー協会が運営する認定資格です。この資格は、ヘアカラー技術の向上を目的として設けられています。
検定では、ヘアカラーの技術基準が明確に定められており、自分のスキルレベルを客観的に評価することができます。また、ヘアカラーの診断能力も高めることができます。ヘアカラーに関する知識や技術をさらに深めたい美容師にとって、非常に有用な資格です。
ビューティーコーディネーター
ビューティーコーディネーター資格は、毛質診断やカウンセリング、接客スキルなどを活かし、総合的な美容サービスを提供するための資格です。
この資格を取得することで、メイクやネイル・ファッション・ケア商品などの美容関連のアドバイスや提案を的確に行う能力が身につきます。
様々な資格を取得することで、美容師としての可能性を大きく広げることができます。それぞれの資格の特性を理解し、自分のキャリアプランに合わせて資格取得を検討してみましょう。
まとめ
美容師になるためには、美容専門学校で学び、国家試験に合格することが必須です。これは、お客様の安全を確保し、美容業界の信頼性を高めるために国が定めた制度です。
美容師という仕事は、お客様の髪を通じて、人々の心に喜びや感動を与えることができる素晴らしい職業です。
この道を目指される方は、ぜひ頑張って国家試験に挑戦してくださいね。
札幌ベルエポック美容専門学校で美容師を目指そう!
美容師科はもちろん、ヘアメイク科・トータルビューティ科でも美容師免許プランがあり、将来の選択肢を広げられる!
まずはイベントに参加しよう!
オープンキャンパスでお待ちしています♪